エアコミケ2の無料配布です。
〇なんと……地の文が一切ありません。会話と空行だけ。
〇一回目を終えた風降が、布団の中で、ばかっぷるみたいなやり取りをする話。
〇童話「赤ずきん」をふまえたお話です。
「降谷さん。ちゃんとお布団はいらないと、冷えますよ」
「うん」
「ほら……もっとこっち、きて」
「うん」
「なあ……」
「ん?」
「……風見さん、風見さん。風見のおでこが広いのはなぜ?」
「……。なんですか? それ?」
「ほら……童話の」
「ああ。あk……あ、いや。えーっと。ずきんかぶった女の子のあれですね」
「そう。それ。あれの真似っこ。風見は、風見さんのふりしたオオカミな」
「あ、おばあさんじゃなくて、風見さんなんですね」
「うん、だって、君、おばあさんじゃないし」
「……なるほど。じゃあ、降谷さんは何ずきんがいいですかね?」
「君が決めて」
「うーん……じゃあ、ゼロずきんちゃんにしましょう」
「ゼロずきん?」
「そう。ゼロずきんちゃん」
「そうか……まあいいだろう」
「……お気に召さなかったです?」
「いや、白とかその辺かなと思ってたから。……じゃ、さっきの続き。風見のおでこが広いのはどうして?」
「えーっと、俺のおでこが広いのは、ゼロずきんちゃんが、キスをしやすいようにですよ」
「え? そういう方向?」
「降谷さん。こっちじゃないとしたら、どういう方向があるんです?」
「わかんない、けど……」
「おでこにキスしてくださらないんですか?」
「……でも、さっき、ほら……した、ばっかだし」
「え? 降谷さん、おでこにキスしただけで、もう一回したくなっちゃうんですか?」
「……まさか。君じゃあるまいし」
「はい、じゃあ、キスしてくださいよ」
「しょうがないな……ほら…」
「あー……ゼロずきんちゃんかわいい!」
「抱き……つくな!」
「はい……で、ゼロずきんちゃん、次の質問は?」
「うーん。では……風見さん、風見さん。風見の手が大きいのはどうして?」
「それはね、ゼロずきんちゃんのかわいい頭を撫でるためですよ」
「……ふーん」
「あれ、これじゃあ、ご不満でした?」
「別に……」
「じゃあ、ゼロずきんちゃんの、えっちなお尻を撫でるためですよ……とか、そっちのほうがよかったです?」
「……ばか。触んな!」
「いや……だって、すべすべで気持ちいいんですもん……さて、ゼロずきんちゃん、次のご質問は?」
「君……すごい楽しそうだな?」
「ええ。俺、イメプレとか、けっこー好きなんですよ。それに……あなたに、風見さんって言われるの……なんか、新鮮で」
「ふーん……じゃあ、今度から、風見さんって呼んでやろうか?」
「うーん……いつもだと、なんか、居心地が悪いし新鮮さがなくなるので……ベッドの中限定で…お願いしてもよろしいですか?」
「うん……わかった」
「……ほら、ゼロずきんちゃん。続き」
「……。風見さん、風見さん。風見の指が太くて長いのはどうして?」
「え…?! もう、そこに行っちゃって、いいんですか?!! わー……ゼロずきんちゃん、エロいなぁ……かわいい♡」
「……早く答えろよ」
「ああ、では……えーっと。俺の指が太くて長いのはね、ゼロずきんちゃんのココを、気持ちよくほぐしてあげるためですよ」
「うん…ん……」
「ね? 気持ちいでしょ? ゼロずきんちゃん?」
「うん……きもちい……」
「さ、降谷さん……じゃなかった、ゼロずきんちゃん、次の質問は?」
「かざみっ……かざみの、ここ…ぉ……ここは、どして……大きくて…あ……硬くなってるの?」
「あれ、風見に戻っちゃいましたね。もしかして…もう…余裕ない?」
「……はやく…こたえろ…よ…」
「そうですね俺のココが大きく、硬くなっているのはね……降谷さんのおなかの中を、ぎゅうぎゅうに満たしてあげるためですよ……」
「っぁあ、や……う」
「ねッ…ッ、降谷さん……ハァッ…俺のチンコが、どうして長いかッ…聞い…て?」
「んあ…あっ…? ん…かざみ……の?」
「そ……俺の、これが、どうして…ッ…はー……長いか、聞いてください」
「え…ぁ……ん…かざみの…ぉ…かざみの、おちんちん……どおして、長いの……ッあ…」
「それはね……降谷さんのここ……ッ…ここを、ぐりぐりするためですよ……」
「あ……奥…おくだめ…ああ……ぁっあ……ああ…あああ……」
「ふるやさん。大丈夫です……?」
「うん……君…」
「なんです?」
「本当に……オオカミみたいだったな」
終わり
【あとがき】
風降って、会話しているだけで、なんかいやらしいので。
会話文と空行だけでも、エロを書けるんじゃね?
という、それだけの好奇心で書いたお話です。
地の文は、脳内補完してください……