私の中の風降は一度死んで、また、生まれ変わったのです

自宅待機命令が出たので、おうちにおります。
自分語りが長い。
ネタバレとか普通に含みます。


 

物騒なタイトルですけど。
私の中の風降像が激変したという、それだけのお話です。

サラッと触れてみたっていうのと。
がっぷり、その作品について考えてみたっていうのとでは。
やっぱり、全然違うんだなあと思いましたね。

当たり前なんだけれど。
監督さんや、脚本家さん、声優さんのインタビューを読んだり。
コメンタリー付きで視聴してみたりすると。ものすごく、作品解釈が深まるんだなって思いました。
古谷さんの役に対する思い入れとか。作品に対しての一生懸命さとか。ほんとう、好き……!
電話ボックスでの電話のシーン。
古谷さんの思う降谷さんは、それなりに部下思いだから。セリフの変更を申し入れたんだねって、思ったら……ときめきが止まらないんだよ。
そして、風見を演じた飛田さんのインタビューもね。そっか、風見はできる男だと思って演じてるんだなあって思って、ときめいたよ。

コナンは、子供の頃からなじみのある作品だけれど。
コナンを見始めたときはまだ、腐女子じゃなかったから。
私が、一番好きなカップリングというか、組み合わせって。
吉田歩美→江戸川コナン だったんですね。ながらく、ずーっと。
コナンが消えても、歩美ちゃんはコナンとの思い出を抱えながら生きていくんだなあっていう風に思って、ちょいちょい切なくなっていました。
連載当初は、新一より年下だったので。余計に歩美ちゃんへの思い入れが強かったのかもしれないw

まあ、その後、順当に腐女子になり。
新一より年上になった頃には、新一受に興味を持ったりしたんですが。
ちょうど、あの時期って、DCジャンル受難の時期で。
個人サイトにたどり着くのすら、ちょっと大変! みたいな感もあり。
あんまり、はまらなかったです。

ただ、コナン自体は、面白い作品なので。
最近どうなってるのかなー? みたいな感じで、動向を追ってはいました。

で、安室透ですね。
彼が人気なのは知っていました。
彼が表紙の雑誌や、彼の関連本は、たくさん書店に並んでいましたし。

ポスターで見る安室透は とにかく 顔がよかった !!!

だから、まあ、なんとなく、彼のことを知って。
たまにアニメを見たり。
CSで映画やってるときは録画してみたり…
時折、pixivで、彼のイラストを見る程度の距離感だったんですよね……

美形だなぁー! うふふ!
声は古谷さんなんだあ……!

そんなことを思いながら、とりあえずゼロティー買って読み出したりしてね。
この頃の私は、とあるスポーツのナマモノ同人にはまっていたのもあり。
安室透さんについてはさらーっとしか触れていなかったんです。

それが、今年に入ってから赤安が好きという女の子に出会い。
安室透セレクションを勧められて、読んでしまったわけです。
そこから、速攻でdTVを契約して、過去の放送をさらったり。原作などにも手を出し。
Pixivで、様々な作品を読み漁るようになったわけです。
最初は赤安から入ったんですけど。いつのまにか風降に……!

それで、風降については、ゼロティーの影響が大きかったので。
結構、かわいいカップリングだと思っていたんですね。
風見のことを、不憫系愛されキャラ(あと、天然)だと思っていたんですよね。
でも、作品を読み込めば読み込むほど。見れば見るほど。

「あれ? この人、仕事めっちゃできる?」
「スペック高くない??」
「降谷さんへの忠誠心……!」

って、なっていって。pixivに最初に上げた「セフレのようなもの」という作品につながるわけですね。
今読み返すと、あらしかないし、すごく恥ずかしい話なんですけど。
でも、当初から、この二人の関係は仕事から始まる二人なんだっていうイメージが明確にあったわけです。
そして、風見も、公安だから、それなりに一癖ある感じにしたくて、あんな感じにやったんですね。
あれを書いた当時は、風降は大人な恋愛をする人たちだと思っていましたね。
体から始まってもいいよ!
過去に何があっても受け入れるよ!
みたいなね。

ただ、書いてみたものの、なんかしっくりこないんです。
ここ数年ナマモノと創作BLばかり書いていたこともあって。
二次創作の仕方を忘れかけていたっていうのも、あるんですけど。
私の場合はキャラや、カップリングに対して、すごくたくさん考えた先に二次創作が始まるので。
そこが、まだ足りないんだなと思い。
そこから、原作をよく読んだり。キャラについて一生懸命妄想したりしたんですね。
(いきなり、ガンダム絡めて語り出したのもその一環です・笑)

それらの作業の結果「風降は、武士の衆道みたいな関係なんじゃねえの?」という結論に至り。
このご時世に置いて、恋愛という個人の関係ではなく。
御家(国家・警察組織)に勤めるうちに生じた主従関係の中で、育まれていく風降っていうの、たまらねえなという結論に至り。

「大人な恋愛をする風降」っていう、私の中の風降像はいったん消えました。

私の中の風降は「主従関係から始まり、気づいたら公私ごちゃ混ぜになってしまった風降」に、リニューアルしました。

ただ、いま語った解釈は。あくまで、書き手とての趣味であって。
読み手としての私は、あまあまな風降も、シリアスな風降も、エロエロな風降も、ほのぼのな風降も、全部好きです。
特に、あまあまなんて、自分で妄想できないからこそ、他の方が書いた、あまあまなやつ読みてえええって、なります(´ω`*)!
書きたい作風と、読みたい作風は、私の場合、さほど一致しないらしいです。
だから、世の中には、いろんな人の書く、いろんな風降であふれるといいよね……って、そう思っています。
まだ見ぬ風降を、探して……

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