諸伏景光と風見裕也が、かつて飲み友達だったらという一考察

〇ヒロゼロ(できてない)前提っぽい風降で、なおかつ、風見と諸伏ががっつり知り合い

諸伏くんと、風見さんが、警視庁公安部で出会っていて。飲み仲間になり。
居酒屋で、諸伏氏が風見さんに、自分の自慢のおさななじみゼロの話をたくさんしてたパターンの風降。
諸伏がゼロの話をするのは毎度のことなので、風見さんも「今日は、お前のゼロの話はしないのか?」みたいに、軽くからかいながらも、話を聞く。

で、諸伏さんが、組織にもぐった後。
風見を連絡係にすれば、諸伏の寝返りを防げる率が上がる的な、上層部の考えもあって。
連絡係を風見さんがすることになるのね。

定期連絡の際、風見さんは、ちょっとヤクザっぽい格好してるといいよね。
スーツだと目立っちゃうからね。
黒の組織の人たちに、諸伏の昔なじみのジャパニーズギャングらしいぜ。
って、思われてる風見ね。好きだよ。
それで、スコッチこと諸伏氏から、近況報告などを聞くんだけどさ。

「あのな、バーボンっていうコードネームのやつがいてな」

と、話す、諸伏氏の表情を見た瞬間。
風見さん「あ、察し」ってなるのね。
バーボン=ゼロじゃん。
ってなるのな。

そのバーボンって人。
諸伏ご自慢の、警察学校首席で卒業してさっちょうに入ったっていう。
ゼロさんやん!

って、なるわけね。

定期報告で、酒飲み友達のふりをして会合をするうちに。
風見が

「で、今日はお前のバーボンの話はしないのか?」

って言い出すから。
諸伏さんも。
あ、ゼロのことばれてる?!となって。
ちょっと苦笑いしながら、俺のバーボンの話をするのな。
もう、ちょっと、やけくそ気味に。色んな事、ぶちまける。
バーボンの取扱説明書みたいな話までし始める。

で、諸伏さんが、あーなってしまって。
風見は黒の組織の案件から外されそうになるんだけど。
個人的な興味であったり、諸伏への弔いみたいな意味もあったりして。
風見は、上司にゼロの連絡係を私にやらせてくださいとか言っちゃうわけね。

しかも、バーボンの正体知ってるってことをにおわせまくってくるもんだから。
上も、ちょっと悩んじゃって。
裏の理事官に相談してみたりして。

「え、風見が、なんでそのこと知ってんの? 諸伏がバーボンの正体を漏らすとも思えないんだけど。風見、できる子なの? いや、できる子ではあるんだけど……え……どうしよ。ていうか、情報知ってることを盾に、上司をゆすってくるスタイルは、悪くない。ちょっとお試ししてみるか」

みたいな話になって。
まあ、もともと諸伏さんの連絡係だったし。
黒の組織への潜入捜査官の動向について知る人物ではあるからってことで、お試しで、降谷さんの連絡係をすることになるの。

そこで、はじめて、ゼロと会った風見さんは。
あー、これがあいつのゼロか。とか思ったりして。
あれ? あいつにとってゼロの存在があれだけ大きかったってことは、そのまた逆もしかりだよな? とも、思ったりして。
諸伏氏ができなかった分まで、降谷さんに寄り添おうと決意するわけなんだけれど。
降谷さんは、そういう事情を知らないし、風見も自分が諸伏氏と一緒に仕事してたことを、言わないほうがいいと思ってたりして。

それで、風見さんの方が降谷さんのことを一方的に知っているっていうところから関係が始まる。

さて、お試しだから、最初は、定期連絡をたまに任されるくらいだったんだけど。
降谷さんについて予習済みの風見さんは、順調に連絡係としての信頼を勝ち取るのね。
で、降谷さんのことを知っていくうちに、リスペクトは高まったり。揺らいだりする。

当たり前だけれど、降谷さんが諸伏氏に見せる顔と風見に見せる顔は、違っていて。
だから、諸伏からの前情報が、当てにならない瞬間も結構あるんだけど。
ゼロが不機嫌になったときの口癖とか、仕草とか。
不機嫌になったときの対処法みたいなのは、結構、役に立っていて。
降谷さんからしてみたら、なんで、こいつ、僕の機嫌の良しあしに気づくんだろ……?
とか。そんなことを思ったりする。
しかも、その対処法が、ヒロと似てたりして。
それで、探りを入れてヒロと風見の関係を知る。

二人の関係を知ったからと言って、降谷さんは、そのことを口にしないし。
風見も、もちろん、口にしないんだけれど。
ある時、降谷さんがすごく落ち込みかねないようなことがあって。
ヒロだったら、ゼロのことを、ぎゅっと抱きしめて眠るという戦術を取るんだけど。
風見は、なんかちょっと違う気がして。
降谷さんのことを性的な意味で抱くんだ。
大人同士なんだから、体で慰め合う夜があったっていいはずだとか、言っちゃう風見。
そこで降谷さんが言うわけさ

「あいつだったらそうしない」

って。
そこで、風見は、降谷さん俺と諸伏のこと知ってたのかー。みたいになって。

「あいつは、こうしないかもしれないけど、こうしたかったのかもしれない」

とか、言うの。

「なんでも、そつなくこなすくせに。あいつ、自慢の幼馴染の話をするときと、バーボンの話をするときも、同じ顔してるんですよ。好きな女の子の話をする高校生みたいな。そういう顔をしてたんですよ」

とか、言うの。

「なんとなく、想像できる」

って。降谷さんが言って。
それで、風見さんは

「でも、俺は、そういう純粋な気持ちであなたを見ていない」

とか、言い出しちゃって。それで、なんとなく、最後までやっちゃうんだよね。
で、終わった後、二人で、諸伏あるあるについて、語ったりする。
降谷さんが、風見と寝たのは、ヒロが確かに居たことを。
ヒロとの時間が確かにあったことを確認するためって意味合いもあったりする。
まあ、あとは、単純に、セックスして頭空っぽにしたかったっていうのもある。

それで、体の関係をもつようになった二人が、そのうち恋人になると思うんだけど。
こういう、感じの風降を読みたい。

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